呑み食い処「うおひで」| 東京都北区昭和町 | uohide

侮るなかれ? 競馬ファンの「ケントク買い」

侮るなかれ? 競馬ファンの「ケントク買い」

競馬ファンの中には、馬の実力を問わない「ケントク買い」派も存在します。ケントク買いとは本来の予想とは関係のない要素を頼りに馬券を買うことです。たとえば出走馬の実力に関係なく、競馬のポスターやCMなどから何かのサインを見つけたり、その時期に起きていた出来事のキーワードや数字に着目し、それを勝ち馬に結びつけたりします。自分の誕生日、記念日に絡んだ数字の馬券を買うのも、ケントク買いの一種といえます。

会社の先輩のAさんはケントク買いを得意としていて、もはや「大家」の域に入ります。私は競馬を全く知らずに会社に入りました。ですから、初めは自分で予想することができず、競馬新聞の印で本命を意味する「◎」が多くついた馬の馬券ばかり買っていました。それを見たAさんは「小林クン、それじゃ馬券は当たらないよ」と、教えてくれたのがケントク買いでした。

Aさんの話は中継で解説者の話す内容とはまるで違いました。各馬のレースぶりや調教のタイムうんぬんは全く口にしませんでした。しかし、不思議とAさんはケントク買いで馬券を的中させていました。今でも覚えているAさんのケントク買いを以下に書きます。

レース名から予想

(その1)1991年夏の新潟で行われた佐渡ステークスで、Aさんはオカフネという馬が間違いなく勝つと主張し、「佐渡にはみんな陸(オカ)から船(フネ)に乗っていくんだよ。この馬だよ」と豪語しました。見事、オカフネは勝ったものの単勝1番人気だったので馬券的な妙味はなく、Aさんはつまらなさそうにしていました。

(その2)2002年のオークストライアル、フローラステークスにはニシノハナグルマが出走。9番人気と評価は低かったのですが、Aさんは「フローラはローマ神話に出てくる花と春と豊穣(ほうじょう)をつかさどる女神なんだって。だから花車でいいよね」と言って狙い、結果ニシノハナグルマが勝ってAさんはしてやったりという表情でした。

(その3)14年の京王杯2歳ステークスでは11番人気のセカンドテーブルに戸崎圭太(けいた)騎手が騎乗したことにAさんは注目。「知ってる? 京王電鉄のキャラクターの名前は『けい太くん』なんだよ」と言ってセカンドテーブルを中心にして買い、馬連9560円の高配当を手にしていました。

世の中の出来事から予想

(その1)02年のラジオたんぱ賞。Aさんは「きょうはサッカーの決勝があるだろう。カッツミーだよ」と言い切りました。当日(6月30日)は同年開かれたワールドカップ日韓大会の決勝、ブラジル―ドイツ戦が横浜で予定されていました。

コメントする

*
*
* (公開されません)